Re: かぶりについて


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Contributor ナイトスポーツ 日時 2005 年 1 月 08 日 12:14:40:

回答先: Re: かぶりについて Contributor T 日時 2005 年 1 月 08 日 11:53:53:

ナイトスポーツ中村です。
こんにちは。

: ご返答ありがとうございます。
: リビルとエンジンとオーバーホールでは値段的な面以外は変わらないのでしょうか? 性能など。

リビルトとOHは言葉の解釈が人によって多少異なります。
弊社では、
リビルトとはマツダの決めている許容範囲の部品で組み上げたエンジンと解釈しています。
例えば、サイドハウジングは新品なら傷ひとつ無い平らですね。しかし使っていくとシールが通る軌道は減ってきます。そして段のついた磨耗になります。
段が深いとその部分からガス漏れが起きます。したがって段付き磨耗が大きいとコンプレッションが下がってきます。コンプレッションが下がるとトルクが下がります。ではどこまでが許容範囲かというと、マツダでは0.1mmの段付きまでは許容範囲となっています。
これは新品のハウジングで組み上げるエンジンがコンプレッション10Kあるなら、許容範囲ぎりぎりのハウジングなら8Kがやっとでしょう。でも走れますし、パワーを考えないなら始動性も問題ないし、アイドルも安定しているでしょう。

よくエンジンをOHしたのにコンプレッションが7K台だというような話を聞きます。よくきくとシールだけの交換だと聞きます。サイドハウジングの段付きやローターの変形は修正していないのですね。
確かに許容範囲ですからそれでも良いですけど、ベストなパワーは望めません。

それに対して弊社におけるOHとは、サイドハウジングなどの磨耗部品は交換します。ローターも交換です。したがって部品代はリビルトより高くなりますが、新品のエンジンの性能、それに弊社の技術をプラスします。慣らし後のコンプレッションは9K後半から10K前半になります。

僕は予算もあるでしょうが、一度OHしたら長く乗りますよね。部品代も問題でしょうがせっかく行うならベストなパワーにしたほうが良いのではないかと思います。

そうは言っても費用が問題の場合を考えて、弊社なりのリビルトも行っています。例えばサイドハウジングは面研します。表面のガスアンチック処理は弱くなりますが、費用は安くなりますしコンプレッションは保てます。ローターも修正して使用します。新品ほどではないけれど、そのような方法もありますよ。

色々なところでOHやリビルトがありますが、内容を良く聞いてください。高い買い物ですか。

中村




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