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ナイトスポーツ中村です。
こんにちは。
▼ゆうたさん:
>こんにちは。
>本日FD3Sのエンジンが調子悪く分解したのですが、1ヶ所フロントのローターのランド部がつぶれてアペックスシールが動かなくなっていました。
>それにエキセン、フロントステーショナリギア、ローターメタルに剥離がありました。
>ハウジング、アペックスシール類は特に問題なかったです。
>原因としたら、回し過ぎによるエキセンのブレでしょうか?
想像してください。エキセンは両端のみの2ベアリングですから、高トルク高回転時には縄跳びの縄のようになります。そうするとローターは傾きますね。
また、ローターの動きを規制しているインターナルギアーとステーショナリーギアーもローターの片側しかありません。したがってローターは高回転時の不自然な動きをして、コーナーシールのある部分がサイドハウジングに干渉します。
パワーが少なければフレも少ないのですが、パワーが大きいと大変です。
それを規制しているのがランドです。
そこでスポーツキットのローター(レース用部品)は市販部品よりランドが多くとってあります。しかし燃費や中低速重視の市販部品はランドが少なくできています。この場合のランドとはインターナルギアーの部分と、その反対側を言います。
ゆうたさんのおっしゃっているのはローターの頂点ですよね。
もしもそこがサイドハウジングに干渉した形跡があるなら、回しすぎです。
エキセンのフロントプーリー部分の振れ量も測ってください。多分振れが大きくなっています。基準値を超えていたらエキセンも交換してくださいね。
ベアリングに第一層の剥離があるなら、ベアリングの交換です。
油温やエアーの噛みこみなども点検してくださいね。
中村
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