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昨日、RX−RACEの初戦が行なわれました。
セントラルサーキットは雨で、決して良いコンディションではありませんでしたが、それにもかかわらず多くの方にご来場いただきました。ぼくらのピットにも遠方より応援にお越しいただいて、本当にありがとうございました。
この場を借りて、御礼申し上げます。
レースはやはりレースで、事前に想定していたこと以外のことが多々あり、自分としてはドライバーの技量にのみ助けられたレースであったと思っています。
今回の初戦はレギュレーションの合意に時間がかかり、本来は昨年末の合意と共に車両の製作を始めるスケジュールでした。しかし、なかなか始めての企画には問題も多く、合意となったのは3月でした。
したがって、弊社も含めて多くのショップさんには時間が無く、旧来の車両をそのまま持ち込まれた方や、間に合わずに不本意な車両でスタートされたショップさんも多かったと想像されます。その中で弊社も深夜まで通常の業務をこなしながら車両を製作しましたが、テスト不足が現地ではっきりと現れる形になりました。
弊社の車両は1150Kの車両重量に316馬力のエンジンを搭載していますので、パワーではトップクラスですが、ドライでの試走を一度行なった状態でのセッティングのために雨の見極めが甘すぎました。初めて雨のセントラルを走り始めると、ターンインもしないしトラクションもかからないとドライバーがピットインしてきました。
その後SPレートやダンパーレートの変更、スペアータイヤへの変更なども行ないましたが、タイヤ温度が上がらないのです。ピットインで測定すると、17−18度と20度以下のタイヤ温度です。サーキットを走行されている方ならご存知でしょうが、そのような温度と言うことは、タイヤがまったくグリップしていないと言うことで、氷の上を走行しているようなものです。
軽い車両重量があだとなってしまいました。また、ラジアルタイヤだからウエットでも行けるだろうという勝手な判断で、軟らかいレートのSPを十分に持って来なかったことが駄目押しになりました。
せっかくパワーがあっても何の役にも立ちません。結果的に予選はレボリューションさんの後、2番手になりました。
こうなると手の打ちようも無く、ドライバーだよりのレースです。
レースはスタートでスタートミスがあり、3番手になりましたが、ドライバーが徐々にポジションを上げて、最終的には2秒強の差をつけてトップを取ることができましたが、つめの甘さを露見したレースであることは確かです。
次回は7月6日のエビスです。きっとどのショップさんも万全の準備をされて乗り込んでこられると思いますので、ぼくらはテストを確実にこなして準備を行なう予定です。
次回はさらにハードなレースが待っていると思いますから、見に来ていただけると、必ずご満足いただけると思います。
今回のレースも上位3台が良いレースをしていたんですよ。
ぜひぜひ、エビスに来てください。
本当にご声援ありがとうございました。
中村
PS 週明けにレース中の室内からの動画をブログにアップします。
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