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ナイトスポーツ中村です。
こんばんは。
▼FD初心者さん:
>いつも拝見いたしております。
>
>素人な質問で申し訳ないのですが、初期型FD(マフラーエアクリ)で
>ブーストアップをする場合セカンダリーのブースト圧は何キロまでに
>抑えたほうがいいのでしょうか?
>いずれは、安全マージンを取るために4BEATを導入しようと考えています。
FDのコンピューターはブースト圧が設定よりも高いと判断した時に、片側のローターの燃料をカットして、ドライバーに異常が起きたと知らせるようにします。
そしてそれは、2500、3500、4500,5500,6500rpmの各回転でブースト圧をチェックして行うのです。
この時の正常なブースト圧とは、
2500が約0.6
3500が約0.8
4500が約0.8
5500が約0.7
6500が約0.6
つまり回転が上がるとカットが入るブースト圧も下がってきます。
したがって、ブートコントローラーで一定なブースト圧にするなら、0.6にするしかありません。それでは中速回転ではノーマルで0.75ありますから、それよりも下げることになります。
そしてカットを無視してブースト圧をあげると、カットの繰り返しでエンジンにダメージが加わります。
つまり、ブースト圧をあげる時は、必ずフェールカットディフェンサーが必要になります。しかしFDは圧力に応じて燃調を行っているため、ディフェンサーで疑似信号を入れると、必要以上に薄い燃調になってしまい、ノックを出す可能性があります。ディフェンサーで対応できる仕様は、マフラーも含めて排気系がすべてノーマルの時に、ブースト圧が0.9以下です。マフラーが変わっている場合はディフェンサーは危険なので使わないでください。
このようにご説明するとお分かりでしょうが、マフラーがノーマルだという方はほぼいらっしゃらないでしょうから、ブースト圧をあげる時は必ずコンピューターで燃調を行わなければなりません。マフラーを変えて燃調を行わないなら、ブースト圧は上げないことが条件です。
中村
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