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ナイトスポーツ中村です。
こんにちは。
▼黄8の松さん:
>ナイトスポーツ、中村様
>>横浜には月に一回第一日曜日に用が有りますのでその帰りに寄らせて頂きます。
>>その時は宜しくお願いします。
>
>本日は忙しい中も御話をして頂き有難う御座いました。
>そのとき思い出せなかったのが、友人のフライホイールのインプレです。
>価格はセンターホースと同じくらいでしょうか。
>どちらにしても、クラッチが滑ってからになりますが、宜しくお願いします。
>又、効果は彼のインプレでおよそわかりますが、他にも有りますでしょうか。
>次に訪問可能日は2月の第一日曜日ですので、詳細はその時にでも御聞きします。
>
>>フライホイールです。ノーマルに比べて約3kg減量・・・・・・
>>●エンジンの吹け上がりがノーマルに比べ鋭くなった
>>●エンジン回転数の下がり方がノーマルに比べ若干速い
フライホイールを軽くする理由は、シフトアップ時のエンジン回転の落ちを早くさせるためです。例えば2速から3速にシフトアップするとします。
2速で9000rpmまで上げてクラッチを切りますね。でも回転がミッションのギアーがシンクロするまでシフトを押し込むのを待ちますよね。今の車はシンクロが優秀ですから、気にしないで押し込んでも入りますが、ドッグだったりすると入りません。つまり回転が下がって車速とエンジン回転がシンクロするまでは待たなければならず、その間の加速が出来ません。ですからレースではフライホイールの慣性重量を少なくします。このデメリットはフライホイール効果が失われることです。そのためにスタート時にトルクが無く、スタート時のクラッチミート回転数を上げなければならないのです。また、アクセルオフで回転が減速方向にあるとき、燃料カットを行います。コンピューターは1400rpmぐらいになると燃料噴射を復帰させますが、あまり早く減速すると間に合いません。つまりストンとエンジンが止まります。ですから復帰回転数の設定などを変更する必要が出てきます。
弊社は以前にレース用として7。25インチのツインでアルミのフライホイールの製品を販売していました。いま市販されているツインが8.5インチ径ですから7.25インチはそれだけでも慣性が少ないのです。さらにアルミで作ってありますから、現在市販されているフライホイールとは比べ物になりません。
ちょうどバイクのエンジンのピックアップと同じです。まあレース用のエンジンは皆そうですよね。余談ですが現在レースで使われているクラッチは5.5インチ径でツインとかトリプルとかですね。もっと小さいので4インチサイズもあります。
話がそれましたが、目的はエンジン回転の落ちを良くするためです。
でもアイドルやスタート時のフライホイール効果を必要とする市販車では、ある程度、軽量化に規制がかかります。でもそこまで犠牲にすると体感で早くなるのがわかりますよ。もし犠牲にしても早くしたい方がいらっしゃいましたら、製作することは可能です。(僕はわずらわしいので乗りませんが)
中村
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