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ナイトスポーツ中村です。
おはようございます。
▼白いFDさん:
>当方4型のブーストアップ使用のFDに乗っています。
>ラジエターを社外のものに交換しようと考えているのですが
>銅の3層かアルミの3層かで迷っています。
>街乗りがメインで週に1回程度ドリフトを楽しむ程度です。
>どちらの素材のラジエターを取り付けたほうが良いのでしょうか?
>銅とアルミでの特性の違いやメリット、デメリットなど
>教えて頂けないでしょうか?
>宜しくお願いします。
アルミに比べて銅の方が熱伝導が30−40%ぐらい良いですね。しかし比重は銅の方がアルミの3倍重いです。どちらを選んだらよいか迷いますよね。
それと素材の違いだけではなく、構造による違いも出てきます。
大きなコアーのラジエターはエンジン回転数が高い状態では、冷却水がコアーを満遍なく通りますから十分な冷却が期待できます。しかし回転数の低い時は、冷却水が一部分しか通過しないような場合も出てくるため、コアーの薄いラジエターでは冷えても、コアーの厚いラジエターで冷えない状況が発生します。
大きなラジエターにしたのに渋滞でオーバーヒートしたことがある人もいるでしょう。このような状況を防ぐために弊社では3循環の構造にしています。
また、いくら大きなラジエターにしてもサーキットなどでは安全な範囲まで水温は下がりませんよね。結局はVマウントにするしかありません。
どれを選ぶかは現在の水温がどれほど厳しいかで決めてはいかがでしょうか。
ほんのちょっと下げるだけで良いなら、ちょっと厚めのアルミラジエターでしょう。重くなっても速度のある領域である程度下げたいなら銅のコアー厚が50mmぐらいのラジエターですし、渋滞も考えるなら3循環です。サーキットも安全にするなら、高くてもVマウントでしょう。
現在の水温を知ることが重要です。水温計は付いていますか?
中村
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