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ナイトスポーツ中村です。
こんにちは。
▼Rさん:
>街乗りでもサーキットでも、混合比は変わらないと言うコトなんですね。
>ご回答有難う御座いました。
もうすこし詳しくご説明します。
レース用エンジンの初期(12Aや10Aの時代)は機械式のメタポンが付いていました。そしてメタポンの吐出量はスロットルと連動するレバーで決めていました。そしてポンプからのオイルはキャブレターのフロート室に入り、そこでガソリンと混合されてエンジンに供給していました。
レース用ではポンプのレバーを最大値で固定して使うように指示されていましたが、12Aの後半からはポンプを廃止して、事前にガソリンにオイルを混合して使うように変更されました。これはポンプを使用していると、オイルパン内のオイルが消耗しますから、レースでは不利になるためです。
この時から混合比は100:1です。
混合比を変化させてメリットやデメリットを確認してみると、薄い分にはシールの変磨耗が発生します。しかし濃い分にはデメリットはなかなか現れません。
50:1程度まで濃くしても、パワーダウンもありませんし、シールのトラブルもありません。ですから混合比は大体100:1でOKですよ。アバウトで良いんです。
市販車ではメタポンが着いていますから、100:1の混合にすると、実際にはもっと濃い状態です。でもそれでトラブルはありませんから、サーキットを走る場合は、わかりやすく100:1をお奨めします。
水温が高い状態でのアペックスシールの変磨耗もかなり減らすことができます。
中村
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